サンフランシスコ警察の女性警官(ジャッド)は暴行殺人犯(?)を逮捕し、かねてからの希望であった殺人課への転課が決まった。
ある日殺人現場の検証に出掛けた彼女は、死体の男が自分と関係を持った男であることに気付き、驚く。
相棒の刑事(ガルシア)と捜査を開始したが、現場に証拠を残さない周到な犯人の手掛かりは掴めない。
そして次の殺人が発生。驚くべきことに、今度の犠牲者も彼女が過去に肉体関係を持った男だった。
…とストーリーを書き始めたが、そんなに簡単にまとめられるほど単純な話ではないし、延々とストーリーを紹介しても仕方ないので、そちらは公式サイトを覗いてもらおう。

この作品の

特典映像には監督のコメンタリーがあるので、それも観てみたが、非常にこだわって撮っている事が後から分った。
最終的にカットした映像も有り、その中には、これ入れた方が良かったのに…と思うものが確かにある。
監督自身は入れたかったが、制作サイドとの調整で色々カットした様だ。
ストーリーは単純ではないし、監督の意図した謎解きのヒントになる映像があちこちにちりばめられ、スリルもある。
主要キャストが実力派なので、そういう意味でも見応えがあると思う。

実際のサンフランシスコ警察の人間がアドバイザとして細かなチェックをしているそうで、現場検証の手順、主人公が抱える精神的なトラウマを探る為の精神科医の面談なども非常にリアルらしい。
いわゆる大作ではないが、なかなか面白かった。
折角のこだわりなので、ストーリーは更にもう「ひとひねり(Twist)」して欲しかった気はする。

「TWISTED」の公式サイト