2005年05月15日

最近読んだ本 「川の深さは/福井晴敏」

映画「ローレライ」の原作者の事実上のデビュー作らしい。
乱歩賞の最終選考にまで残ったが、最終的には落選した作品で、後日加筆修正されて出版されたとのこと。

本当は「亡国のイージス」を読みたかったのだけど、このところ、活字に無縁の生活をしていた身に、いきなり上下巻は辛いというだけの理由で選択。ふらふら

オーム真理教の地下鉄サリン事件がモチーフになっているのだと思うけど、確かに、今考えてみると、あんな大それた事件を警察にマークされていたカルト教団が自分達だけで実行するなんてことが可能だろうか?と考えさせられるリアリティを感じた。ひらめき

端整なマスクで頭脳明晰、しかも強靭な肉体を持つヒーロー(?)、元警察官でヤクザと堂々と渡り合う日本の正統派オヤジ…等々、解説にも書かれていたが、ちょっとアニメ的な濃いキャラクターが引っ掛かる気もするが、初期の作品であることを考えれば、むしろストーリー展開やアイデアは流石だと感心した。(SFとか大好きだったおいらには、こういうキャラクターにも抵抗無いけど…爆弾

読後の感想は、ちょっと無理が有る部分も目に付いたけど、ストーリー的には引き込まれる部分も有って面白かった。万人向けとは言えない気がするけど。

しかし、他の著作紹介を眺めてみると、どうも自衛官とか戦闘関連の物語が多い様で、この先読み漁るのにはちょっと根気が要りそうだ。

福井晴敏オフィシャルサイト
posted by 太鼓屋 at 14:22| Comment(4) | TrackBack(1) | 最近読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
福井さんの作品は、
「川の深さは」
「T.W.Y.O」
「亡国のイージス」
と序助に洗練されて行った感じを受けました。
劇画タッチと各作品のプロットが似ているのは、評価が分かれる所だと思うのですが、ご本人は小説のエンターテイメント性を強く意識している事は公言されているので、劇画タッチの部分は「楽しんでね」という事なんでしょうね。

先日、OAZOに行ったときは、「シックスステイン」を数十ページ立ち読みしてきました(笑)。

その時、結局、買ったのは仕事関連の書籍と、藤原伊織さんの文庫本でした。ハードカバーは、高いのと収納に困るので、文庫落ちするまで待ってしまう事が多いです(笑)。
Posted by yuhki at 2005年05月16日 19:43
>Yuhkiさん
次の福井作品に取りかかりました。(笑)

各々のドラマではあるんですが、驚いたのは全部が時系列で繋がっているんですね。
微妙に重複して出てくる登場人物も居たりして。(@o@)

いや〜、本当に壮大なストーリー&アイデアです。
色々な兵器関連の細かな描写が出てきますが、福井さんって元々ミリタリーマニアなのかな?
Posted by 太鼓屋 at 2005年05月21日 01:43
>各々のドラマではあるんですが、驚いたのは全部が時系列で繋がっているんですね。
私は、予備知識無しで全然知らずに逆順で読みました。。。

時系列で繋がっていると言えば、「終戦のローレライ」も良く読むと、この3作品の世界と繋がっている臭いを最後に残していますよ。

>微妙に重複して出てくる登場人物も居たりして。(@o@)
あれっ。そうでしたっけ?(^^;。DAISのあの人かな。。

ちなみに宮部作品にも、「R.P.G.」と「クロスファイヤ」に同じ刑事さんが出てきます。片方は純粋ミステリーに、片方はSFと。面白いなと感じました。
Posted by yuhki at 2005年05月21日 09:31
 >私は、予備知識無しで全然知らずに逆順で読みました。。。

う〜ん、これだと繋がりが後から解明される読み方になりますね。
「あの大事件(大惨事)が…」っていうのが、「ふ〜ん、そんな事件有ったんだ」みたいな。(笑)

別に調べた訳ではないんですが、おいらは何となく時系列に読み進んでいるみたいです。
Posted by 太鼓屋 at 2005年05月21日 22:11
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