2005年05月28日

最近読んだ本 「Twelve Y.O./福井晴敏」

「川の深さは」に続いて、福井晴敏の小説。
執筆されたのは「川の深さは」が先なのだが、出版されたのはこちらが先で、公式な意味でのデビュー作に当たり、本作は江戸川乱歩賞を受賞している。

「Twelve Y.O.」は独立した一つの作品だが、「川の深さは」の続編とも言え、時系列的に繋がっているので、「川の深さは」の中で起きた事件や登場人物がストーリーの端々に登場する。
勿論、順序通りに読んでいなくても各々の作品として問題無く楽しめるが、順序通りに読み進む事でストーリーに更に深みが増すと思う。

登場人物やその人間関係は「川の深さは」によく似ており、強靭な精神と肉体を持つ青年、心に翳りを持つ彼の愛する女性、そしてそれに絡む元ヘリパイロットの熱いオヤジ。
そして合衆国を相手に米軍の沖縄撤退を要求し、脅迫と実力行使を行うテロリスト「12」。
ストーリーの根幹には自衛隊と、その存在理由。

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posted by 太鼓屋 at 22:00| Comment(5) | TrackBack(1) | 最近読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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